花粉症対策をしていますか?


笠松病院では、アレルギーのお薬を処方しています。
お気軽にご相談下さい。

〒500-8288  岐阜県岐阜市中鶉3丁目11番地
TEL 058-276-2881
FAX 058-276-3566

 例年、強い症状に悩まされる方は、主治医とよく相談して、自分に合った抗アレルギー薬での治療などで、上手に対処されることをお勧めします。
日本人の5人に1人は花粉症と言われています。花粉症は発症すると治りにくい病気ですが、予防しやすいことも特徴です。花粉症対策に“やりすぎ”という言葉はありません。敵は目に見えないだけに油断は大敵。体の中に入ってこないよう、こまめな工夫を心がけましょう。


 あなたの花粉症の原因はどの植物?
 鼻水・くしゃみ・目のかゆみ・・・。花粉症はアレルギー症状の一種ですが、その原因となる花粉がスギ・ヒノキ・イネ・シラカバ・ブタクサなど1つではないこと・・・。
 春は何ともないのに、秋になると調子が悪いなんていうのは、春の花粉の主役がスギやヒノキなのに対して、秋はブタクサが原因となることが多く、春も秋も症状が出るのはこれらの季節によって飛散状況が違う花粉のどちらにも反応しているからです。

 どの花粉が原因となっているか、血液検査で調べることができます。血液検査では、さまざまな花粉に対する抗体(IgE抗体)が、体内にどれくらいあるかを調べることができます。たとえば、スギ花粉に対する抗体を持っていれば、スギ花粉に反応し、症状を引き起こします。
 その他、ヒノキ・ブタクサ・イネ・ダニなどの代表的な抗体についても、それぞれ調べることができます。春先になると、どうも鼻がムズムズするので花粉症を疑って調べたところ、じつはハウスダストの抗体を持っていて花粉症ではなかったということもあります。きちんと原因を調べることで、適切な対処ができるようになります。


当院では、アレルギー検査(血液検査)ができます

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笠松病院  岐阜県岐阜市中鶉3丁目11番地
TEL 058-276-2881
FAX 058-276-3566


 さまざまな花粉の飛散時期 


1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハンノキ属
スギ
ヒノキ科
コナラ科
シラカンバ
ケヤキ
イネ科
ブタクサ属
ヨモギ属
カナムグラ


花粉症予防

眠くなりにくい新薬が人気  

もっとも気軽にできる予防策が抗アレルギー剤です。花粉飛散前からシーズン中にかけて服用することで症状を軽減できる薬物療法です。
抗アレルギー剤とは、体内の免疫細胞が花粉に反応しなように作用する薬のことです。
一般的に花粉が飛散する前から服用したほうが、花粉に対する抵抗力を高めるため、症状が始まってから行なう治療よりも効果が高いといわれています。

抗アレルギー剤は、効果が出るまでに一定期間がかかるため、飛散開始の1〜4週間前までに服用します。一般に、症状が落ち着いてもシーズン中は飲み続けなければ効果は継続できません。


特徴 ヒスタミンH1拮抗剤
(第二世代抗ヒスタミン剤)
ケミカルメディエーター遊離抑制剤 ロイコトリエン阻害剤
効果を得るには4〜6週間以上必要です。効果がマイルドであるため遅効性のものが多くありますが、即効性のものもあります。 効果を得るには4〜6週間以上必要です。 効果発現も比較的早く、数日から2〜4週間を目安としています。くしゃみに対する効果は低いのですが、鼻閉に対しては効果が高いとされています。
製品名 代表は、アレジオン・ザジテン・アレグラなど 代表は、インタール・リザベン・アレギサール・ソルファなど 代表は、オノンなど
効果が出るまでの期間 1〜2週間 2〜3週間。
効果はやや弱い
2〜4週間
副作用 他のアレルギー剤よりも眠気や口の渇きなどが少ない。心臓・腎臓・肝臓障害。エリスロマイシン、制酸剤との併用に注意。 眠気、肝機能障害、膀胱炎様症状 眠気なし。妊娠している人にもおおむね安心。ごくまれに血圧低下、呼吸困難などのショック。エリシトマイシンとの併用に注意。
備考 シーズン中は飲み続けることが必要 妊娠、または妊娠の可能性のある人は禁忌 鼻づまりに効果的




予防策の基本としてのポイント

★部屋の空気の入れ替えは、風下の窓でしましょう

★お掃除は花粉が舞う前の早朝が効果的

★空気清浄機を置く場所に配慮して

★1日1回の拭き掃除で花粉ゼロのお部屋づくりをしましょう

★外出時は、高密度のマスクを使いましょう

★外出したらコートや帽子は部屋に入れない


花粉が飛び始める時期は、花粉の種類、地域、年ごとにそれぞれ違います。気象情報などでチェックしましょう。そして、大切なのは、徹底的に花粉をシャットアウトすること。外に出る時間をコントロールして、花粉の多い日や時間帯を避けるのは賢い方法です。みなさん、いろいろな方法で花粉症を少しでも軽くすむようにしましょう。