生活習慣病について 


笠松病院  岐阜県岐阜市中鶉3丁目11番地
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生活習慣病とは、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気です。現代社会では年齢に関係なく、ストレスや食生活の乱れで、人間が本来備えている免疫力を弱めています。
病気の発症や進行には生活習慣が深く関わっています。生活習慣を改善することにより病気を予防することができます。


【生活習慣病の種類】


糖尿病

血液中の血糖値が上昇し、尿中に糖が出てしまう病気です。
高カロリーな食生活や運動不足やストレスなどが原因となります。
糖尿病にはいくつかのタイプがあり、1型糖尿病・2型糖尿病・遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの・妊娠糖尿病があります。


高脂血症

コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質が過剰となった状態を高脂血症といいます。
遺伝、糖尿病、脂質の取りすぎなどが原因となります。


高血圧症

血圧が高くなった状態です。
遺伝や食事、肥満などのほか、腎臓の病気やホルモンの異常などが原因となります。


肥満症

脂肪が多く、標準体重より体重が重くなった状態です。
消費カロリーより摂取カロリーが上回ると、余ったエネルギーが脂肪となり、体内に取り込まれ、肥満が起こりやすくなります。


がん

遺伝が原因となる場合と、生活習慣の偏りが原因の場合があります。
喫煙は、肺がん、咽頭がん、食道がんなど、多くのがんの原因となります。


脳卒中

脳出血や、くも膜下出血のように脳の血管が破裂・出血したり、脳梗塞のように脳の血管が詰まった病気を脳卒中といいます。
高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、不整脈などが主な原因となります。


動脈硬化

動脈壁にコレステロールなどの脂肪がたまり、壁の膜が厚く、固くなる状態のことを動脈硬化といいます。
動脈硬化になると、血液の流れが悪くなり、脳や心臓にいろいろな病気を引き起こす原因になります。




【生活習慣病になりやすい原因】

不規則な生活 食事の時間や睡眠時間が不規則になる。
体の老化 血管細胞の老化・免疫力の低下など。
過労・ストレスの蓄積 免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる。
遺伝・体質 生活習慣病は、遺伝も原因のひとつになります。
飲食・喫煙
喫煙はがんの発生や動脈硬化の促進、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の最大の原因と言われています。
運動不足 運動不足は、肥満の原因となります。
食生活の欧米化 和食から動物性脂肪の多い食事に変化し、肥満の原因になる。